KANTEN

底部に幅60mmのマチがあるDCF製のポーチです。ファーストエイド関連などを入れてバックパックに収納するのに最適なサイズを目指しました。適度な透明感があるので重要なアイテムが外から目につきやすく、内部は明るく視認性がいいです。

制作ストーリー

小物入れはジップロックで充分、とずっと思っていた。でも、カバン作家になってからはそれも寂しいなと思い始め、何よりもプラスチック製品を使い捨て前提で使うという行為はできるだけ避けたかった。

中身が見やすいジップロックに代わり、より長く愛着を持って使えるとなると素材はDCFが最適だった。ジップロックを進化させ、カバンとしてより使いやすく、機能を持たせたものがKANTENだ。

片手を入れつつ内部の視認性を確保することができます。広くも狭くもない開口部になっています。

底部に60mmのたたむマチがあります。幅広なので充分にアイテムが入ります。ポーチの形が上に向かって広がっているので内部が見やすいです。また、平らなところに置くと自立します。

ジッパーを閉じた側のタブが少し大きくなっています。フックのある場所にかけると片手てジッパーを開けることができます。指一本がちょうどかかるぐらいのサイズです。

DCF(Dyneeema Composite Fabric)はダイニーマ(超高分子量ポリエチレン繊維)をラミネートした極薄軽量かつ高強度のフィルム素材です。縫製時にシワ・折目が生じます。使用しているとシワが増し、味わい深い変化を見せます。それに従い透明感の減少と縮小が起こります。

7年間使用したDCF 1.43oz製のポーチです。

こちらは、ラミネート素材やコーティング素材で作られています。湿気には弱いので、使用後は陰干しして風通しのいいところで保管しましょう。

汚れがついた場合は、濡らした布で拭き取ってよく乾かしましょう。

※素材により制作過程でシワがよります。また、チャコペン等のマーキングが残ります。

※プラスチックパーツやヒモ類、ボトムやポケットに使用している黒い生地は予告なく他の素材に変更する場合があります。